ケース3
40代 女性
2~3週間前から右荷重時、階段昇降時、歩行時に右股関節が痛くなってきた。原因は思い当たらない。
放置してたら、段々悪化してきた。病院が嫌いなので、股関節を調整してくれそうな治療院をネットで探し当院に来院。
初診時は、右股関節屈曲痛、外転痛、歩行痛があった。骨盤の調整などを行ったところ、少し痛みが軽減した。が、2日後に自宅で転倒し右股関節もひねり、症状が悪化した。寝返りもできない。ベッドに上がる時も、右足を持って持ち上げないと上げられない。右足を少し動かそうとしただけでも激痛がある。歩行痛もひどい。
骨盤調整、股関節可動域を広げる調整を中心に週2回の施術を3回行ったが、ひどい痛みが取れないので、念のため整形外科を受診。レントゲンで股関節臼蓋不全と言われたが、股関節の激痛の原因は分からないとの見解だった。松葉杖の貸出を受け、その後歩行時は松葉杖を使用している。
週1回のペースで施術。初診から1ヶ月後の8診目の時点で松葉杖なしで過ごせるようになった。その後良くなったり、ちょっと悪くなったりを何度か繰り返す。4ヶ月経過した19診目の時点ではほぼ痛みもなく日常生活が送れる状態まで回復。
その後2~3週に1回経過観察し、経過良好のため、22診目(初診時からみると6ヶ月後)からは月1回のメンテナンスに移行した。
考察
当院に通院してすぐに、誤って転倒し、股関節を悪化させてから、股関節の激痛で日常生活も困難な状態だった。そんな中、仕事で歩き回らないといけないこともあり、その当時はかなり大変そうな様子だった。
ベッドに上がる時も手で持ち上げ、ゆっくりゆっくり動かさないと、股関節がズキンと痛むくらいの状態だったのが、施術の繰り返しで、徐々に可動域が広がっていったことで、右足にも力が入り出し、ベッドの上がり降りもスムーズになっていった。また歩行痛も段々少なくなり、歩行スピードも次第に通常歩行ができるようになった。
今回のケースのように、激しく痛んでいるのに整形外科で調べても原因不明と言われて帰されることも珍しくない。しかし、異常個所を探し出し、その部分にアプローチし、正しく整えていくことで徐々に組織が修復され回復していったものと考えられる。
ケース2
50代 女性
3週間前から左股関節外転制限。まっすぐ歩行するときには問題ないが、少しでも足を開くと鼠径部に激痛が走る。
週1回スポーツジムでスタジオエクササイズをしているが、痛くなる2か月前から担当のインストラクターが変わり、ハードなトレーニングになり、無理に身体を動かし続けたため、股関節を痛めたようである。
知り合いに、「いいところがあるよ」と紹介され来院。
初診時は、左股関節外転制限、回旋制限が認められた。骨盤のゆがみもあったので、骨盤調整と股関節の可動域を広げる施術を中心に行った。週1回の施術を4診おこなった段階では、症状は良かったり悪かったりを繰り返した。整形外科に行った方が早いと思い、整形外科でリハビリをしてもらったら、余計悪くなった。
初診から2か月弱の7診目には症状が軽減。2週間後の8診目には初動時1歩目の痛みもなくなり、3週間後の9診目にはほとんど痛みを感じずに過ごせるようになった。その後月1回のメンテナンスを継続中。
初診時股関節の痛みが強かったが、週1回しか来院できないとのことだったので、そのペースで施術していたが、1ヶ月経過してもなかなか痛みが取れないので、痺れをきらして整形外科を受診した模様だったが、そこのリハビリで返って悪くなった。それにより、当院に頼らざるを得なくなったと考えられる。
その後は徐々に痛みが減少していき、少しずつ普段の生活に支障がなくなっていった。
今回のケースは、症状が現れたあと3週間もスタジオエクササイズを続けたことで、炎症を増長したと思われる。その為、炎症の修復に時間がかかり、痛みが軽減するのにタイムラグが生じたのであろう。
やはり、痛みが出たら少しでも早く適切な施術を受けたほうが、回復も早く、痛みに耐える期間も短くなるので、あなた自身が楽だと思う。
ケース1
30代 女性
2週間前から左股関節が痛くなり、初動時が一番痛く、歩行痛もある。
足をひねった覚えはないが、痛くなる直前に履きなれてない靴を履いて3日間過ごしたので、その時痛めた可能性がある。
なかなか良くならないので、ネットで検索し自宅から近かったので当院に来院した。
初診時は、仰臥位では足を完全に伸ばそうとすると左股関節が痛くやや屈曲した肢位にしかなれない状態。左股関節屈曲痛、外転痛著明。
施術は、骨盤調整、股関節調整を中心に行う。最初は週2回の施術を3診行った。日に日に症状が軽減したので、週1回にした。4診目の段階では、普段の生活を支障なく送れるようになっていた。2週後に5診目。左股関節の状態をチェックしたが可動制限もなく、普段も全く痛くないので経過良好のため終了とした。
今回のケースは、今までに同じような症状にはなったことがなく、痛みが出て2週間後の来院で、さらに、仕事が立ち仕事や動き回る仕事でもなく、運動を続けているわけでもなかったこともあり、みるみるうちに回復し、1ヶ月弱で終了となったものと考えられる。
このように、日常生活において、股関節に対する負荷がどれくらいかかるかが回復に大きく左右される。また、受傷してどれくらいの期間が経過しているかどうかの影響も大きい。同じ施術をしても人によって回復する期間にバラつきがあるのは、この2つによるものと、年齢的なもので大きく変わってくるので注意を要する。
股関節痛
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