33歳　女性　「3年前から寝違えた感じで首~肩甲骨の痛みが取れない」

患者

30代　女性　主婦

症状

3年前から寝違えた感じで、右首から肩甲骨にかけて痛む。整形外科、整骨院、はり灸など色々通院したが、全然良くならず。何とか良くしたいと思い、「福岡、首の痛み」で検索し来院した。

施術内容と経過

首の可動域をチェックすると、前屈、後屈、左右回旋、左右側屈の全方向に渡り痛みが増す。可動制限もあり、特に前屈が悪い。右首すじの過緊張著明。

初診時は、右首すじの過緊張を緩める頚椎調整と、肩関節周囲の筋肉を緩める調整を行った。

1週間後、2診目。痛みが初診の時と比べ10分の5(5/10)に減。前屈痛(±)、右側屈痛(±)。主に頚椎調整を行った。

1週間後、3診目。2診目と変わらず。前屈痛(±)、右側屈痛(±)。頚椎調整と肩関節周囲の筋肉を緩めた。

1週間後、4診目。痛みは初診の時と比べ10分の2(2/10)に減。頚椎調整と肩関節可動域調整を行った。

1週間後、5診目。4診目と変わらず。右首につまった感じが残る。自律神経調整。

1週間後、6診目。5診目の翌日、身体がすごく軽くなった。引き続き、自律神経著性。

2週間後、7診目。割といい。自律神経調整。経過良好のため終了とす。

考察

今回の場合は、寝違えた感じが3年も続いた慢性化した痛みのケースだった。色んな病院や整骨院に行ったにもかかわらず、痛みが取れなかったので、辛い日々を過ごしてこられたことが想像できる。初見で診たところ、右首すじの過緊張があった。この首すじの過緊張が首の可動制限を引き起こし痛みが出るので、ここを緩める必要があるが、なかなかこの部分を緩めてくれるところがないようなので、症状が改善していかない。まず、この一番大事な右首すじの緊張を緩める調整を中心に行ったところ、2診目に来院された時には、痛みが半減していた。その後4診目に来院された時には、初診時と比べ、10分の2程度の痛みに減。通常であれば、5診目くらいで終了してよい状態になるのだが、今回はそうではなかった。首から肩甲骨、肩関節周囲の筋緊張はほとんどないのに、右首につまった感じが残るのは、3年もの間、右首肩がおかしい状態が続いていたので、多少自律神経の乱れも関与してるのではないかと考えた。そこで5~7診目は自律神経の調整を行ったことで、よい経過を得ることができたと思われる。